とあるEK9乗りの、シビックRS乗り換え物語 0,プロローグ

いまさらながら、このブログ(と書いてる人)の生い立ちについて書きます。

今回、ほとんどRSのことは触れてないのでそれを期待してる人はそっと閉じて下さい。


書いてる人は初代シビックタイプR(EK9)に長いこと乗ってます。


昔は走り回る小僧だったので、この車はあこがれの1台でした。

もちろんその頃は金もなく、中古のAE92(後期型GT-Z)が愛車でした。


86のおかげで安いし、スーパーチャージャーでトルクあるし、トヨタなので部品安いし頑丈だしいい車でした。


その後、東京に出てきて、車も手放して車レスな生活をしていました。

その後縁、あってボロボロのボルボ(740GLT)を格安スマホぐらいの値段で購入。


すごくいい車でした。

魔法の絨毯のような乗り心地、大容量の積載、操縦性が素直なFR。

…むくむくと、走る車が欲しくなる欲望が大きくなっていきました。

ある日、ボルボが大きな故障をしてしまい、次の車を考えるようになりました。


その頃、とある黄色い看板の中古車取扱い会社で働いていました。

店舗の人と会話していた時のこと。


「どんな車が欲しいの?」

「昔、EK9が欲しかったんだよね。もう厳しいだろうけど」

「あ、探すよ」

「ホワット???」


そりゃ、プロですもんね。

人参ぶら下げた間抜け、あっさり釣られてました。

恋焦がれたEK9が手に入るかも。

金無しチョンガーは何も考えず舞い上がりました。

とはいえ、フルノーマル純正というオーダーに、販売終了後数年経ったタイミングで改造ウェルカムな車の無改造を探せというのは大変なことで。

なかなか出物もなく、数か月たちました。


ある日、仕事中に呼び出されるとその人からの電話。

「今即決してくれたらオクで落札する。低走行で230万、白のフルノーマル。」

「おけ。」


写真すら見ずに即決でした。

当時でもほぼ新車価格を維持しているという代物でしたが、納車日に現れたのは白い宝石のような車でした。

その後の1年は宝物のような時間でした。


・・・あれから十数年!(綾小路きみまろ風に)


屋根下保管でポリマーも予防修繕も欠かさなかったEK9ですが、押し寄せる経年劣化の波には勝てず、次の修繕はちょっと大規模すぎて厳しい状態に。ほぼフルノーマルを維持していますが、純正部品の供給はほぼ絶たれていて、ここから先は趣味の世界に入ります。

安月給ですが結婚もし、車の維持にも限界があります。一回ぐらい新車に乗りたいという家族の声もあります。何度か乗り切った新車の誘惑(GRカローラはやばかった)に、ついに屈することにしました。


それがシビックRSという車です。


恋焦がれ添い遂げようとしたEK9を諦められる車です。

世間で糞味噌いう輩がいますが、マジでいい車です(言いたいことはもちろんありますが)。そんな思いが噴出して、ブログを書くことにしました。


という、最初にかけよというエントリでした。

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